しらふと好奇心旺盛な…お酒も多様性の時代
お酒は飲んでも飲まれるな…初めてその言葉を聞いたのは母から。
大工だった父は、よくお酒に飲まれていたからだ。今思うと笑える
事でも10代だった頃の私は、よく父に怒っていた。お陰で酔っぱら
いの方に慣れているのが役立つ事もある。お酒は楽しく味わって。
若い世代は、コスパとタイパを重んじ健康に気をつけていると某新聞
全般的にお酒の消費も減少。当然ですよね、人口も減っているんだから。
そんな中で、少しでも長く営業出来るように、皆さまのご健康をお祈り
しつつ愛されるお店になるよう精進致します。
p.s. 9月生まれの母は、10月に星になりはや27年。秋は愛おしくて切ない。
コットンクラブは、1995年8月8日に誕生致しました。
実は、これに辿り着くまでに10年の年月を費やしました。
どうしても本場(NY)をこの眼で見ておきたくて行った時、
マンハッタンには当時約15万人のミュージシャン達が全世界
からやって来ていて ほとんどの人は本業以外の仕事( コック・
タクシードライバー・建設業・教師 etc )をしていました。
それが 当たり前になっていて音楽だけで食べている人はほんの数パー
セントにも満たない状況でした。
富山に帰ったら何かサブの仕事をしなければと思い今日に至っています。
” 音楽ファンでない人から 音楽を教わる ”
お店をやってみて解ったのですが、何気なく演奏を聞いている人
( 世の中の約8割がグレーゾーン ) がポツンとひと言…。
これが世の中の本当の意見じゃないかな? と気付きました。
コットンクラブをやって本当に良かったと思います。これから先も
心に眠っている音楽の悦びを味わって頂きたく精進して参ります。
本当に30年間 ありがとうございました。 トミー松浦